新型コロナウイルス感染拡大により、各方面で活動自粛が相次いでいる。企業活動の縮小、働き方の変化、学校休校など生活にも大きな変化を及ぼしている中、買い物行動や時間の使い方について何が変化したのか調査した。
まず、買い物頻度や購入額など、買い物行動の変化についてみていく(図表1、2)。買い物行動の変化は、性別ライフステージが大きく影響していることがわかった。買い物頻度の増減をみると「減った」(22.9%)が「増えた」(11.5%)を上回り、減少傾向となっている。買い物頻度の高い「子育て期の既婚女性」「子独立期の既婚女性」では、「減った」が35%を超えていた。
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- 減少する買い物頻度、増加する買い物1回あたりの購入金額
- 食料品・ネット関連支出が増加、今後の支出意向はレジャー・趣味関連
- 働き方変化により利用頻度が増加する、スーパー・ドラッグ・ECチャネル
- 「家族の時間」と「自身を気使う1人の時間」の両立を志向
- 消費者の動き 【消費心理が大幅に落ち込む】
- 売れている食品・メニュー 【「巣ごもり消費」の鮮明化】
- 東京市場 【三越恵比寿店が閉店を発表】
- 地産地消 【地産地消で経済応援】
- 食品企業の経営 【事業計画の見直しが急務】
- 製品開発 【居酒屋の味を自宅で楽しむ商品】
- 価格政策 【高級食材の価格下落】
- プロモーション 【動画配信の有効活用】
- チャネル政策・チャネル動向 【外食や小売企業が営業自粛】
- ヘッドラインクリップ 2020年3-4月の動向
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特集:コロナ禍の消費を読む
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- 企画に使えるデータ・事実 旅行業者取扱高
- 消費からみた景気指標
参照コンテンツ
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「出前館」「Uber Eats」、コロナ下で認知拡大 - MNEXT 眼のつけどころ コロナ危機をどう生き残るか-命を支える経済活動を守る戦いへ
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-非合理な行動拡散を生む感情 - MNEXT 眼のつけどころ 行動経済学ベースのマーケティングのはじめ方
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