
EVAとは、経営財務指標のひとつで、Economic Value Added の略称です。「経済付加価値」と訳されています。米国・スターン・スチュワート社が考案し、また同社の商標登録となっています。商標登録されているので、「SVA(Shareholders Value Added)」、「EVM(Economic Value Management)」と呼ぶこともあります。
EVAは、
EVA=(税引き後営業利益)-(資本コスト)
と定義されており、企業があげた利益から、資本コストを引くことで算出されます。
EVAの意味は、単純に利益を上げるだけではなく、株主が投下した資本を上回る利益をあげたかどうかということです。これまで株主資本に関する指標としてROEやROAなどがありますが、EVAの特徴は株主資本をコストとして考慮して利益算出していることです。株主重視の考え方を取り入れた経営指標と言えます。
株主からみると、EVAが高い企業は、資本を越えて付加価値を生み出している、つまり株主に多くの経済的価値をもたらしていること企業となります。こうしたことから、EVAは投資の指標として使われることが多くなっています。また、企業側も株主を重視してEVAやこれに類似する独自の指標を導入している企業も多くなっています。
参照コンテンツ
おすすめ新着記事

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引
チョコレート商品の値上げが続くなか、成分や機能を訴求したチョコレートが伸びている。今回はどのような人がどんな理由でチョコレートを食べているのか調査した。

成長市場を探せ キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。 キャッシュレス市場の雄、クレジットカードは3年連続過去最高更新(2025年)
キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。

消費者調査データ トップは「ドライゼロ」、2位を争う「オールフリー」「のんある気分」
アップトレンドが続くノンアルコール飲料。調査結果は「アサヒ ドライゼロ」が首位を獲得、上位にはビールテイストが目立つなかで、「のんある気分」が健闘している。再購入意向では10位内にワインテイストやカクテルテイストの商品も食い込み、ジャンルとしての広がりを感じさせる。



