SEMとは、Search Engine Marketingの略称で、検索エンジンを通じて自社のサイトへ訪問者を増やすマーケティング手法のことです。今日の消費者行動プロセスで注目されるAISAS理論(「Attention」(注意)、 「Interest」(興味) 、「Search」(検索) 、「Action」(購買) 、「Share」(情報共有))においても「Search」 (検索)と扱われているように、検索は購買にとって重要な鍵となっています。
SEOとはSearch Engine Optimizationの略称で、検索エンジン最適化のことです。SEMの具体的な方法のひとつで、一般に「検索エンジン最適化」技法と呼ばれ、ロボット型検索エンジンに上位表示させるための手法です。
他のSEMの方法としては検索キーワード連動型広告(Keyword Advertising)またはクリック課金型広告、ディレクトリ登録などがあります。
SEMのうちもっとも多く使用されているのが上記で述べたSEOです。これには、ページの最適化、サイト内リンクの最適化、サイト外からのリンク(被リンク)といった主に三つの手法が存在します。通常は、キーワードの選択やHTMLのタグの有効使用によるページの最適化や階層構造を変えることによるサイト内のリンクの最適化が多くなされています。
ただし過剰なSEOは問題もあります。不正に検索エンジンの上位に表示させる仕組みはSEOスパムと呼ばれています。このなかにはドアウェイページ(検索エンジンに合わせ上位表示されやすい専用ページを複数用意する方法)、リンクファーム(無関係なサイトをつくり相互リンクをさせることでグーグルのPageRankをあげる方法)などが存在します。このようなスパムは不正と判断され、グーグルの検索対象から除外される(グーグル八分と言われているものの一例)リスクが存在する上に、不正を行ったことで企業イメージを損なう可能性もあるため注意が必要です。
関連用語
おすすめ新着記事
消費者調査データ サブスクリプションサービス 広く利用される「プライムビデオ」、音楽サブスクには固定ファンも
調査結果を見ると、「Amazon プライムビデオ」が全項目で首位となった。「プライムビデオ」は認知率で認知率は8割強、利用経験では唯一4割強、今後の利用意向でも3割を超えている。
消費者調査データ シャンプー(2024年11月版) 「ラックス」と「パンテーン」、激しい首位争い
調査結果を見ると、「ラックス(ユニリーバ)」と「パンテーン(P&G)」が複数の項目で僅差で首位を競り合う結果となった。コロナ禍以降のセルフケアに対する意識の高まりもあって、シャンプー市場では多様化、高付加価値化が進んでいる。ボタニカルやオーガニック、ハニーやアミノ酸などをキーワードに多様なブランドが競うシャンプー市場の今後が注目される。
消費者調査データ レトルトカレー(2024年11月版) 首位「咖喱屋カレー」、3ヶ月内購入はダブルスコア
調査結果を見ると、「咖喱屋カレー」が、再購入意向を除く5項目で首位を獲得した。店頭接触、購入経験で2位に10ポイント以上の差をつけ、3ヶ月内購入では2位の「ボンカレーゴールド」のほぼ2倍の購入率となった。