営業実績を伸ばす方法は、基本的にはつぎの四つしかない。
- 既存顧客の買い増し
- 既存顧客への買い替え促進
- ライバルの顧客奪取
- 新規顧客開拓
今、展開している自分の営業活動はこれらのどこを狙っているものか、その狙いと活動内容に整合性はあるのかを常にチェックし、目的意識を明確に持った営業活動を実践することが大切になる。
営業実績を伸ばすための「攻め」の営業活動のポイントを整理すると、つぎの12をあげることができる。
- 訪問頻度アップを図る
- 1件あるいは1回当たりの滞在時間を長くする
- ライバル企業よりも、迅速に、しかも回数多く訪問する
- 顧客・得意先内に、自社の協力者(分身)を作り出す
- 上司や開発・技術スタッフ等との同行訪問を展開する
- 新製品や新技術などの情報を優先的に提供する
- 新製品、季節商品、目玉商品などを優先的に提供する
- 特別な取り組み方を提案する
- ライバルのクレーム発生などをチャンスに活かす
- 各種の企画やアイデア、情報などを積極的に提案する
- 顧客のNo2、No3の購買決定権者への積極的なアプローチを行う
- 時にゲリラ作戦(夜討ち朝駆け、特別条件提示など)を採る
「攻め」の営業は、自分の担当顧客を、売上や利益などの指標から一定の基準(ABC分析など)で層別し、その層別した中から重点化した対象先となる。この重点化した顧客に、自身の営業活動時間を重点投入できるように計画する(第16回 ワークロードを見直せ!当たり前のことがちゃんとできる営業活動 参照)とともに、上記のポイントを当てはめ、活動内容をチェックする。ライバル企業よりも早く・巧く主導権を採れるよう活動の量と質をコントロールすることが大切である。
おすすめ新着記事
消費者調査データ 植物性ミルク(2024年10月版) 「キッコーマン 豆乳」全項目首位で抜群の強さ
調査結果は、全項目で「キッコーマン 豆乳」が首位を獲得、ロングセラーらしい強さをみせた。再購入意向では、アーモンドミルクやオーツミルクなども上位に入り、植物性ミルク市場の広がりを感じさせる結果となった。
成長市場を探せ コロナ特需の反動乗り越え成長するパスタソース(2024年)
コロナ特需から3年連続で縮小するレトルト市場にあって、パスタソースは2年連続の成長となった。「あえる・かける」だけで一品となるレトルトパスタソースの簡便性は、時短ニーズにマッチするものとして成長が期待されている。
消費者調査データ 紅茶飲料(2024年10月版) 首位「午後の紅茶」、「紅茶花伝」に水をあける
2023年、数量金額ともにプラスとなった紅茶飲料。調査結果を見ると、キリンの「午後の紅茶」が再購入意向以外の5項目で首位を獲得した。認知率は9割、購入経験も5割を超え、再購入意向では2位以下に10ポイント余の差をつけ、リーディングブランドらしい強さをみせた。