2021年のノンアルコール飲料市場は前年比15%増の万4,171万ケースと7年連続で拡大を続け、過去最高と推定される。2022年も引き続き拡大し、同4%増の拡大が見込まれている(サントリー「ノンアルコール飲料レポート2022」)。
今回は、当社が任意に選んだノンアルコール飲料(微アルコール飲料含む)23ブランドについて、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査では、「アサヒ ドライゼロ(アサヒビール)」が再購入意向以外の5項目で首位、再購入意向で2位と高い支持を得た。前回(2022年月3版)では、首位は3ヶ月以内購入のみだったのに比べ、上昇が目立つ。とはいえ、購入経験や3ヶ月以内購入、購入意向などの項目では2位の「オールフリー(サントリー)」との差は5ポイント以内の接戦となっている。
2位は「オールフリー」、それに続くのは「のんある気分(サントリー)」「キリン零ICHI(ゼロイチ)(キリン)」だ。いずれも前回(2022年月3版)上位のブランドで、それぞれの差は小さい。
また、アルコール度数0.5%のビールテイスト飲料で、微アルコール飲料カテゴリーの「ビアリー(アサヒビール)」は、認知で9位、3ヶ月以内購入は同率4位、購入意向は5位、再購入意向で3位と、既存のノンアルコール飲料の一角に食い込んでいる。昨年1月発売のワインテイスト飲料「ノンアルでワインの休日(サントリー)」も、認知は14位にとどまるも、3ヶ月以内購入では9位、再購入意向では4位に食い込んだ。再購入意向の首位は梅酒テイストの「まるで梅酒なノンアルコール(サントリー)」だ。21年のノンアルコール飲料市場はビールテイスト飲料が4分の3程度を占めていたが、微アルコール飲料やワインテイストなど新しいカテゴリーのブランドがリピーターを獲得している。
ノンアルコール飲料の市場はビール系飲料やRTDなどに比べるとまだまだ小さく、今回の調査でもいずれかのブランドを飲んだことのある人は3割程度だ。しかし、コロナ禍でいっそう高まった健康志向を背景に市場は拡大を続けており、なかでもRTDテイストの拡大が目立つ(サントリー発表)。メーカー各社もノンアルコール飲料に注力しており、チューハイテイストやワインテイストなどラインナップを拡大、この春も様々な新製品の発売やプロモーションが予定されている。拡大する市場をリードする商品やトレンドの誕生が期待される。
- 注目ランキング
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- 3ヶ月以内購入
- アサヒ ドライゼロ(アサヒビール) 8.7%
- オールフリー(サントリー) 4.7%
- のんある気分(サントリー) 3.6%
- 再購入意向
- まるで梅酒なノンアルコール(サントリー) 71.4%
- アサヒ ドライゼロ(アサヒビール) 68.4%
- ビアリー(アサヒビール) 67.3%
- 3ヶ月以内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ調査概要
提示23ブランド
- アサヒ ドライゼロ(アサヒビール)
- アサヒ ドライゼロ フリー(アサヒビール)
- アサヒ ヘルシースタイル(アサヒビール)
- キリン グリーンズフリー(キリン)
- キリンカラダフリー(キリン)
- キリン零ICHI(ゼロイチ)(キリン)
- キリンパーフェクトフリー(キリン)
- オールフリー(サントリー)
- サッポロ プレミアムアルコールフリー(サッポロビール)
- バーリアル3つのフリー(イオン)
- スタイルバランス(アサヒビール)
- ゼロハイ氷零(キリン)
- モクバル(キリン)
- のんある気分(サントリー)
- のんある晩酌(サントリー)
- サッポロ 国産レモンの檸檬サワーテイスト(サッポロビール)
- 酔わないウメッシュ(チョーヤ梅酒)
- まるで梅酒なノンアルコール(サントリー)
- メルシャン スパークリングアルコールゼロ(メルシャン)
- ノンアルでワインの休日(サントリー)
- ビアリー(アサヒビール)
- ハイボリー(アサヒビール)
- ザ・ドラフティ(サッポロビール)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2023年01月27日(金)~02月06日(月)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,086サンプル
サンプル構成(%)
参照コンテンツ
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