2015年の冷菓の市場は、前年比0.9%増で2年連続過去最高を記録しました。
今回は、当社が任意に選んだ冷菓の30ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って食べた」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。今回のランキングでも前回(2015年6月版)に引き続き、「ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)」が複数の項目で首位を獲得した。「ハーゲンダッツ」は、広告接触、店頭接触、購入経験、3ヶ月内購入、今後の購入意向」で首位、とくに、今後の意向では2位の「雪見だいふく(ロッテ)」に14.5ポイント、3ヶ月内購入では2位の「明治エッセルスーパーカップ(明治)」に8.1ポイントなどの大きな差をつけての首位獲得で、人気のほどをみせつけた。
ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向では、前回(2015年6月版)僅差の2位だった「セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ)」が首位を獲得した。さらに5位以内に、コンビニ大手3社のプライベートブランドがすべてランクイン、コンビニ各社のアイスの人気がうかがわれる。
コンビニのPBアイスは、大手乳業メーカーやアイス専業メーカーなどとのコラボレーションを積極的に行ってきたが、今春夏は、セブン-イレブンの「ティラミス氷」、ローソンの「ウチカフェフラッペ スモア」、ファミリーマートの「ファミマカフェ フラッペ」など氷菓に人気商品が目立つ。とくにローソンとファミリーマートのフラッペは、電子レンジやコーヒーマシンを使っており、ナショナルブランドのメーカーでは真似のできない商品となっている。コンビニのレジ横コーヒーが、ファーストフードの市場を奪ったように、コンビニのフラッペがこれまでのアイスの市場を奪うのか、それともさらなる市場の拡大をもたらすのか。今後の行方が注目される。
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【提示30ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:調査期間:2016年4月15日~20日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,013サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:調査期間:2016年4月15日~20日