栄養調整食品の市場規模は約600億円とみられ、順調に拡大しています。
今回は、当社が任意に選んだ栄養調整食品16ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)での接触状況(3ヶ月内店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
栄養調整食品の前回(2015年10月版)複数項目で1位、2位を獲得した大塚製薬の「カロリーメイト」「SOYJOY」。今回の調査では、全項目で「カロリーメイト」が1位、「SOYJOY」が2位、しかも3位以下に有意な差をつけてのワンツーフィニッシュである。
上位2ブランド以下の動きも、多少の変動はあるものの、3位と4位がアサヒフードアンドヘルスケアの「バランスアップクリーム玄米ブラン」「1本満足バー」、5位が「毎日果実」、6位が「ウイダー in バープロテイン(森永製菓)」で、こちらもほぼ前回と同じ構造である。ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向も、上位6ブランドとそれ以下では20ポイント近い差がみられるなど、市場は上位ブランドがしっかりとかためているといえる。
栄養調整食品は、栄養バランスの良さと手軽さに、おいしさが加わり、食事の代替や間食として成長してきた。しかし、間食も食事代替の需要も、ヘルシー志向を強めるチョコレートや、低糖質スナックなど他のジャンルに属する食品との競争にさらされている。高いシェアや強いロイヤリティをもつユーザーに支えられた上位ブランドの、次の一手が注目される。
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【提示16ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2016年12月9日~13日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:992サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2016年12月9日~13日