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(2016.07)
消費者調査 No.230
無糖茶飲料(2016年7月版)
リーディング商品「お~いお茶」「伊右衛門」。熾烈な3位争いから抜け出るのは?


 茶飲料の市場は、5年連続で伸長(全国清涼飲料工業会)、なかでも、無糖茶はそのけん引役を果たしています。

 今回は、当社が任意に選んだ無糖茶飲料24ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って飲んだ」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回の調査でも、前回(2012年7月版)と同様、伊藤園の「お~いお茶」がシェアトップの貫録をみせた。「お~いお茶」は、前回に比べ首位の項目をひとつ増やし、7項目中再購入意向を除く6項目で首位を獲得した。「お~いお茶」に続くのは、サントリーの「伊右衛門」で、5項目で2位を獲得した。3位争いは、キリンビバレッジの「キリン 生茶」、アサヒ飲料の「アサヒ 十六茶」、コカ・コーラの「綾鷹」で、いずれの項目でも接戦を演じている。

 再購入意向のトップは、カフェイン少な目の「Relax ジャスミンティー(伊藤園)」、2位が老舗日本料理店「なだ万」との共同開発製品「アサヒ 匠屋 旨みの日本茶(アサヒ飲料)」と、健康志向や本格志向を取り入れた製品が並んだ。

 飲料各社は、無糖茶飲料、とくにその中心である緑茶を戦略商品と位置付けており、さまざまな切り口の新商品を市場に投入している。キリンは、主力の「キリン 生茶」を、ガラス瓶をイメージした容器にするなど、本格イメージを強調したリニュアルを実施、順調に推移している。アサヒ飲料は、前述の「アサヒ 匠屋 旨みの日本茶」のほか、「アサヒ 十六茶」に、全国各地のご当地素材をブレンドした「アサヒ十六茶ご当地素材ブレンド」7種類を発売。需要の最頻期を迎え、各社の競争はさらにヒートアップしそうだ。

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【提示29ブランド】
  • アサヒ 十六茶(アサヒ飲料)
  • アサヒ 匠屋 旨みの日本茶(アサヒ飲料)
  • キリン 生茶(キリンビバレッジ)
  • お~いお茶(伊藤園)
  • 振って愉しむ抹茶(伊藤園)
  • 朝の茶事 (JR東日本ウォータービジネス)
  • ヘルシア緑茶(花王)
  • 伊右衛門 (サントリー)
  • 綾鷹 (日本コカ・コーラ)
  • 玉露入りお茶 (ポッカサッポロフード&ビバレッジ )
  • 静香園 緑茶 (静香園)
  • セブンプレミアム緑茶(セブン&アイ)
  • トップバリュグリーンアイ玉露入り緑茶(イオン)
  • ファミリーマートコレクション 緑茶(ファミリーマート)
  • ローソンセレクト 緑茶(ローソン)
  • みなさまのお墨付き 緑茶(西友)
  • YAOKO 緑茶 (ヤオコー)
  • アサヒ 六条麦茶 アサヒ飲料)
  • アサヒ 一級茶葉烏龍茶(アサヒ飲料)
  • キリン 香ばし麦茶(キリンビバレッジ)
  • 健康ミネラルむぎ茶(伊藤園)
  • 伊藤園 ウーロン茶(伊藤園)
  • Relax ジャスミンティー(伊藤園)
  • サントリー ウーロン茶(サントリー)
  • 黒烏龍茶(サントリー)
  • 胡麻麦茶(サントリー)
  • 爽健美茶(日本コカ・コーラ)
  • からだ巡茶(日本コカ・コーラ)
  • 太陽のマテ茶(日本コカ・コーラ)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:調査期間:2016年6月13日~16日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,039サンプル
サンプル構成(%)




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