2015年のミネラルウォーター市場は、数量ベースで3年連続のプラスとなり、過去最高を記録しました(日本ミネラルウォーター協会)。
今回は、当社が任意に選んだミネラルウォーター25ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って飲んだ」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回のランキングでも、前回(2016年1月版)と同様、「サントリー天然水(サントリー)」と「い・ろ・は・す(日本コカ・コーラ)」が激しい首位争いを繰り広げる結果となった。「サントリー天然水」と「い・ろ・は・す」は、店頭接触、購入経験、3ヶ月内購入では1ポイント以内、今後の購入意向では3ポイント以内という僅差で、再購入意向、広告接触でも5ポイント以内の小差で、再購入意向以外の項目では、3位以下を大きく引き離している。
3位以下の顔ぶれをみると、「エビアン」「ボルヴィック」といった輸入ブランドや、「アサヒおいしい水(アサヒ飲料)」、「キリン アルカリイオンの水(キリンビバレッジ)」、「森の水だより(日本コカ・コーラ)」などが続いている。ブランド間の差は小さく、3位グループ内でも厳しい競争となっている。
ミネラルウォーター市場は、全体として伸びているが(シリーズ 成長市場を探せ「ミネラルウォーター」参照)、その中でも特に、フレーバーウォーターといわれる、果実などの風味を加えた製品の伸びが著しい。上位ブランドでも、「サントリー天然水」は、オレンジ、グレープ、はちみつレモン、大ヒットとなったヨーグリーナのフレーバーに加え、9月中旬に、JTから昨年取得したブランド「桃の天然水」を、セブン&アイグループ限定で発売する。「い・ろ・は・す」も、みかん、もも、レモン炭酸、サイダーなどのフレーバーを揃えている。非常用のストックや、夏場の止渇、といった位置づけから、健康志向などを背景にした通年型の商品に成長していくミネラルウォーター市場では、清涼飲料よりの展開が市場拡大に寄与していることがわかる。
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【提示25ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2016年8月19日~23日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,025サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2016年8月19日~23日