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2016年のビール系飲料の課税出荷数量は前年比2.4%減で、12年連続で減少し、現行統計が始まった1992年以降の過去最低を更新。カテゴリー別でも、ビールが前年比2.0%減、発泡酒が同6.8%減、新ジャンルが同1.2%減と、全カテゴリーで前年割れとなりました。
今回は、当社が任意に選んだビール系飲料40ブランドについて、「知っている(認知率)」、「飲んだたことがある(飲用経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)での接触状況(3ヶ月内店頭接触)」、3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)飲みたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査結果でも、前回(2016年7月版)と同様、「アサヒ スーパードライ」が全項目で首位を獲得、2位は「キリン 一番搾り」が、再購入意向以外の6項目で獲得した。3番手争いは、「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」「サッポロ ヱビスビール」「サントリー 金麦」などで、上位ブランドは、「サントリー 金麦」以外はビールのブランドで、「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」「サッポロ ヱビスビール」はプレミアムビールだ。発泡酒や新ジャンルに比べ、ビールに対する関心が高いことがうかがえる。
そのビールジャンルで注目されているのが、小規模な醸造所でつくられる高品質なビール、クラフトビールだ。前回(2016年7月版)調査では、再購入意向に「水曜日のネコ」「よなよなエール」(ともにヤッホーブルーイング)がランクインしていたが、購入経験や3ヶ月内購入でのランクインはなかった。今回の調査結果では、「銀河高原ビール」が購入経験で13位、今後の購入意向で19位に顔を出すなど、ユーザー層が徐々に拡大し、日常生活に浸透してきていることがうかがえる。
2017年、大手4社は、アサヒビールが0.4%増、キリンビールが1.9%増、サントリーが1.4%増、サッポロビールが2.1%増を計画している。しかし市場全体では1%程度の減少が予想されており、縮む市場のなかでの競争はさらに激化が予想される。
【提示40ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2017年3月10日~14日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,013サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2017年3月10日~14日