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2018年の清涼飲料市場は前年比2.6%増の4兆503億円で、初めて4兆円を突破。茶系飲料はその巨大な飲料市場のうち、約3割を占める大市場である(全国清涼飲料連合会)。
今回は、当社が任意に選んだ33ブランドの無糖茶について、「知っている(認知率)」「3ヶ月以内に広告を見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭でみた(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」「今後(も)買って飲みたい(利用意向)」「購入経験者ベースの今後の購入意向(再購入意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査でも、前回(2018年9月版)と同様、緑茶飲料のブランドが上位にランクインした。とくに伊藤園の「お~いお茶 緑茶」は、7項目中広告接触と再購入意向を除く5項目で首位を獲得、再購入意向でも2位に入った。前回調査でも複数項目で小差の2位となったサントリーの「サントリー緑茶 伊右衛門(サントリー)」は、今回の調査でも、広告接触で1位、認知や購入経験などの5項目で2位を獲得したが、「お~いお茶」との差をみると
お~いお茶 伊右衛門 今回の差 前回の差
- 購入経験 69.9% 57.9% 12.0ポイント 2.5ポイント
- 3ヶ月内購入 35.3% 25.6% 9.7ポイント 3.6ポイント
- 今後の購入意向 51.1% 40.1% 11.0ポイント 2.1ポイント
となっており、前回に比べ、差は拡大した。
また、再購入意向では、前回、上位5位内に麦茶が3ブランド入ったことに注目した。麦茶は熱中症対策飲料としての周知が進んでおり、記録的な猛暑となった2018年は前年比14%の大幅増となった(農林水産省「食品産業動態調査」)が、今回も5位以内にファミリーマートの「ファミリーマートコレクション 香ばし麦茶」と伊藤園の「健康ミネラルむぎ茶」の2ブランドがランクインした。調査時期(7月19日~7月24日)が、沖縄と奄美地方以外は梅雨明け前だったことなどを考えると、麦茶飲料の人気は今年も高いと考えられる。今年も長期予報では厳しい残暑が予想されており、無糖茶の需要期はまだまだ続きそうだ。
- お~いお茶 緑茶(伊藤園)
- キリン生茶(キリン)
- サントリー緑茶 伊右衛門(サントリー)
- サントリー天然水 GREEN TEA(サントリー)
- 綾鷹(日本コカ・コーラ)
- ヘルシア緑茶(花王)
- ファミリーマートコレクションにごり旨み緑茶(ファミリーマー
- ローソンセレクト緑茶(ローソン)
- アサヒ六条麦茶(アサヒ飲料)
- GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶(サントリー)
- 胡麻麦茶(サントリー)
- 健康ミネラルむぎ茶(伊藤園)
- キリン麦茶(キリン)
- 茶流彩彩 麦茶(日本コカ・コーラ)
- セブンプレミアム むぎ茶(セブン&アイ)
- ローソンセレクトむぎ茶(ローソン)
- ファミリーマートコレクション香ばし麦茶(ファミリーマート)
- サントリーウーロン茶(サントリー)
- 黒烏龍茶(サントリー)
- 伊藤園ウーロン茶(伊藤園)
- お~いお茶 ほうじ茶(伊藤園)
- セブンプレミアム ほうじ茶(セブン&アイ)
- 伊右衛門 ほうじ茶(サントリー)
- 綾鷹 ほうじ茶(日本コカ・コーラ)
- シンビーノ ジャワティーストレート(大塚食品)
- 午後の紅茶おいしい無糖(キリン)
- クラフトボス TEA ノンシュガー(サントリー)
- TEAS' TEA ダージリンストレート(伊藤園)
- アサヒ十六茶(アサヒ飲料)
- 爽健美茶(日本コカ・コーラ)
- からだ巡茶(日本コカ・コーラ)
- 太陽のマテ茶(日本コカ・コーラ)
- おいしい腸活流々茶(サントリー)
調査期間:2019年7月19日(金)~7月24日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,021サンプル
サンプル構成(%)
参照コンテンツ
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