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2018年のコーヒー飲料の生産量は、前年度比9.5%増の3,437,097klと好調に推移した(食品産業動態統計調査)。
今回は、当社が任意に選んだコーヒー飲料28ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)買って飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査でも前回(2018年10月版)と同様、7項目中再購入意向を除く6項目でサントリーの「BOSS(ボス)」が首位を獲得した。前回(2018年10月版)6項目で2位だった日本コカ・コーラの「ジョージア」は、再購入意向と3ヶ月内購入を除く5項目で2位となった。
2017年の「CRAFT BOSS(クラフトボス)(サントリー)」の発売をきっかけに、一気に拡大したペットボトルコーヒーだが、今回は
クラフトボス ジョージア ジャパンクラフトマン
前回 今回 前回 今回
- 飲用経験 21.7% → 24.3% 11.8% → 13.8%
- 3ヶ月内飲用 15.3% → 15.7% 7.5% → 7.9%
- 今後意向 16.7% → 17.4% 8.9% → 10.2%
- 再購入意向 70.1% → 67.9% 67.5% → 64.5%
となり、ペットボトルを代表する2ブランドはほぼ横ばいとなっている。2019年に発売されたキリンビバレッジの「キリンファイア ワンデイブラック」も広告接触と再購入意向で18位に入ったのみだ。ペットボトルコーヒーのブームは一服、定着へと向かうとみられる。
メーカー各社も次世代のトレンドを見据えた新商品を次々と発表している。サントリーは昨年9月に「BOSS」ブランドから「カフェ・ド・ボス」を発売、日本コカ・コーラも今年3月に「ジョージア ラテニスタ」を発売予定だ。ともに「カフェのコーヒー」を意識した仕立てだという。「すっきり飲みやすい」味わいでこれまで缶コーヒーの利用の少なかった20~30代の男女を取り込み、拡大したコーヒー飲料市場。次のカフェテイストが再びブームとなるのかが注目される。
- BOSS(ボス) 缶コーヒー(サントリー)
- CRAFT BOSS(クラフトボス)(サントリー)
- BOSS(ボス) ラテベース (サントリー)
- ROOTS (ルーツ)(サントリー)
- ジョージア (日本コカ・コーラ)
- ジョージア ジャパンクラフトマン(日本コカ・コーラ)
- ジョージア カフェボトルコーヒー(日本コカ・コーラ)
- キリンファイア(キリンビバレッジ)
- キリンファイア ワンデイブラック(キリンビバレッジ)
- タリーズコーヒー(缶)(伊藤園)
- ドトール カフェ・オ・レ(アサヒ飲料)
- ワンダ(アサヒ飲料)
- ポッカコーヒー(ポッカサッポロ)
- アロマックス(ポッカサッポロ)
- がぶ飲みミルクコーヒー(ポッカサッポロ)
- UCC ミルクコーヒー(UCC 上島珈琲)
- UCC THE COFFEE(UCC 上島珈琲)
- UCC BLACK 無糖(UCC 上島珈琲)
- UCC BLACK COLD BREW PET (UCC 上島珈琲)
- BEANS & ROASTERS(UCC 上島珈琲)
- 上島珈琲店(UCC 上島珈琲)
- ダイドーブレンドコーヒー(ダイドードリンコ)
- スターバックス チルドカップ(スターバックス)
- マウントレーニア(森永乳業)
- ドトールチルドカップ(メイトー)
- セブンプレミアムカフェラテ(セブン&アイ)
- ウチカフェマイカップドリンク(ローソン)
- ファミリーマートコレクションのコーヒー
調査期間:2019年11月15日(金)~11月20日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,023サンプル
サンプル構成(%)
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