2015年の入浴剤市場は、前年比約1%増の387億円で、堅調に推移しています(金額ベース、週刊粧業調べ)。
今回は、当社が任意に選んだ入浴剤25ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って使ったことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)での接触状況(3ヶ月内店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って使った(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の結果をみると、前回(2013年10月版)と同様に「バブ(花王)」の強さが目立つ。「バブ」は、広告接触、店頭接触、購入経験、3ヶ月内購入、今後の購入意向など、2位の「バスクリン(バスクリン)」と小差ではあるが、4項目で首位を獲得した。
次いで注目されるのが、ロイヤリティの指標である再購入意向の上位である。シェアトップの「バブ」を抑え、母数は小さいものの、1位は「きき湯 FINEHEAT(バスクリン)」、2位には「バブ メディケイテッド(花王)」と、ともに高濃度炭酸ガスタイプが占めた。
近年、入浴剤の市場は、ロコモティブシンドローム予防などで、炭酸ガスタイプの入浴剤が成長に寄与してきた。さらに、高付加価値の高濃度炭酸ガスタイプの新商品も登場しており、好調ではあるがまだ規模は小さく、入浴剤市場全体としては2016年は横ばいから微増とみられている。次の一手として、高齢者向けや、美肌効果を訴求する女性向けなど、高機能の新製品が投入されているが、炭酸ガスタイプの入浴剤のように市場の牽引車となれるかは未知数である。次の成長の切り口の見えないまま、競争のヒートアップが続いていく。
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【提示25ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2016年11月18日~22日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,030サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2016年11月18日~22日