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(2017.08)
消費者調査 No.252
日焼け止め(2017年8月版)
ビオレ、ニベア、アネッサの3強がリードする日焼け止め市場


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 2015年の日焼け止め市場は、337億円で前年比4.3%増と着実な拡大をみせています。

 今回は、当社が任意に選んだ日焼け止め30ブランドについて、「知っている(認知率)」、「使ったことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)での接触状況(3ヶ月内店頭接触)」、3ヶ月以内に買って使った(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)使いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回の調査結果では、全項目で花王の「ビオレUVの日焼け止め」が首位を獲得した。広告接触では2位の「アネッサの日焼け止め(資生堂)」と0.6ポイント、再購入意向では「ニベアサンの日焼け止め(花王)」と0.9ポイントの僅差だが、購入経験などでは

   項目    回答率  2位ブランド  2位との差

  • 購入経験   21.3%  アネッサ   10.3ポイント
  • 3ヶ月内購入  10.1%  ニベアサン   5.8ポイント
  • 今後の意向  15.5%  ニベアサン   7.2ポイント

となり、ダブルスコアに近い差をつけている。前回(2013年6月版)でも「ビオレUVの日焼け止め」は、7項目中6項目で首位を獲得しているが、2位以下との差は今回の方が大きい。

 さらに、購入経験3位の「ニベアサンの日焼け止め」と4位の「アリィーの日焼け止め(カネボウ化粧品)」の差が4.9ポイント、今後意向の3位「アネッサの日焼け止め」と4位「アリィーの日焼け止め」の差が3.9ポイントと、トップを走る「ビオレUVの日焼け止め」、それを追う「ニベアサンの日焼け止め」「アネッサの日焼け止め」の3強の構図となっている。

 日焼け止め市場は、男性や若年層など今まで日焼け止めを使用していなかった層が使用することになったことから拡大基調を続けている。調査データでも、首位の「ビオレUVの日焼け止め」の3ヶ月内購入が、前回の2.9%から今回は10.1%に、3位の「ニベアサンの日焼け止め」は1.8%から4.3%へ上昇している。最近では、紫外線ばかりでなく、パソコンの画面から出るブルーライトをカットする製品や、汗や水に触れると紫外線カット機能が高まる製品など、さらに高機能化が進んでいる。伸び悩む化粧品市場のなかでも成長株である日焼け止め市場の今後の行方が注目される。

【グラフを見る】(有料会員向け)



【提示30ブランド】
  • ビオレUVの日焼け止め(花王)
  • キュレルUVの日焼け止め(花王)
  • ニベアサンの日焼け止め(花王)
  • ニベアフォーメンの日焼け止め(花王)
  • ソフィーナの日焼け止め(花王)
  • アリィーの日焼け止め(カネボウ化粧品)
  • アネッサの日焼け止め(資生堂)
  • ベネフィークの日焼け止め(資生堂)
  • シーブリーズの日焼け止め(資生堂)
  • UVホワイトの日焼け止め(資生堂)
  • 専科の日焼け止め(資生堂)
  • 資生堂メンの日焼け止め(資生堂)
  • 雪肌精の日焼け止め(コーセー)
  • オルビスの日焼け止め
  • DHCの日焼け止め
  • ちふれの日焼け止め
  • ファンケルの日焼け止め
  • メンソレータムサンプレイの日焼け止め(ロート製薬)
  • 肌研(ハダラボ)の日焼け止め(ロート製薬)
  • UL・OS(ウル・オス)の日焼け止め(大塚製薬)
  • サンキラーの日焼け止め(伊勢半)
  • コパトーンの日焼け止め(大正製薬)
  • メイベリンニューヨークの日焼け止め(ロレアル)
  • エリクシールの日焼け止め(資生堂)
  • サンメディックの日焼け止め(資生堂)
  • コスメデコルテの日焼け止め(コーセー)
  • アスタリフトの日焼け止め(富士フイルム)
  • エテュセの日焼け止め(資生堂)
  • デリカーヌの日焼け止め(コーセー)
  • ピジョンの日焼け止め

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年6月16日~20日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,021サンプル
サンプル構成(%)




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