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2016年のシャンプー市場は微増ながら拡大しました。
今回は、当社が任意に選んだシャンプー44ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って使ったことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って使った」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査では、前回(2013年9月版)と同様に再購入意向を除く6項目で、「ラックス(ユニリーバ)」、「パンテーン(P&G)」「メリット(花王)」の3ブランドが、項目ごとに順位を入れ替えながらもトップ3を独占した。。
4位以下では「TSUBAKI(資生堂)」「サクセス薬用シャンプー(花王)」「h&m(P&G)」などがランクインしている。
再購入意向では、「ボタニカルシャンプー(ボタニスト)」「ヘアレシピ(P&G)」などが母数は少ないながら6割以上の再購入意向を獲得した。前回調査で再購入意向61.8%を獲得し首位だった「スカルプD(アンファー)」は、今回は母数が20未満のため集計対象外となった。前回55.6%で3位を獲得した「レヴール(ジャパンゲートウェイ)」は、順位は7位とベスト10内にとどまったが、再購入意向は38.5%と17ポイントのダウンとなった。トレンドに乗って上位を獲得したブランドでも、厳しい競争下で地位を保つのは難しいといえる結果で、反面、変わらず上位を維持し続ける「ラックス」ほか3ブランドの地力が目立つ。
シャンプー市場は、高齢化や健康志向を背景に高付加価値化が進むと同時に、自分にあったシャンプーを求めるニーズなどから、オーガニックやボタニカル、ノンシリコンなど次々と新しいトレンドが生まれてきている。今回の調査でもボタニカル系の「ボタニカルシャンプー(ボタニスト)」が72.7%、ナチュラル系の「ヘアレシピ(P&G)」が同じく63.6%と高い再購入意向で、ロングセラーブランドを抑えて1位、2位に入った。厳しい競争下でこれらのブランドが新たなロングセラーとして定着できるかが注目される。
- h&s(P&G)
- ヘアレシピ(P&G)
- ハーバルエッセンス(P&G)
- パンテーン(P&G)
- ダヴ(ユニリーバ)
- モッズヘア(ユニリーバ)
- ティモテ(ユニリーバ)
- ラックス(ユニリーバ)
- クリア(ユニリーバ)
- アジエンス(花王)
- エッセンシャルダメージケア(花王)
- セグレタ(花王)
- メリット(花王)
- サクセス薬用シャンプー(花王)
- キュレル(花王)
- TSUBAKI(資生堂)
- 水分ヘアパック(資生堂)
- スーパーマイルド(資生堂)
- マシェリ(資生堂)
- シーブリーズ(資生堂)
- アデノゲン(資生堂)
- PRO TEC 頭皮ストレッチ(ライオン)
- オクト(ライオン)
- 薬用毛髪力(ライオン)
- サラ(カネボウ化粧品)
- いち髪(クラシエ)
- ナイーブ(クラシエ)
- ディアボーテ(クラシエ)
- ルシード(マンダム)
- Oxy(オキシー)(ロート製薬)
- プレディア(コーセー)
- ネイチャー&コー(コーセー)
- ジュレーム(コーセー)
- ローズオンヘブン(コーセー)
- ギャツビーパーフェクトクリア(マンダム)
- ルシード薬用シャンプー(マンダム)
- サンスタートニックシャンプー(サンスター)
- スカルプD(アンファー)
- モイストダイアン(ストーリア)
- ボタニカルシャンプー(ボタニスト)
- レヴール(ジャパンゲートウェイ)
- スリーボム(ジャパンゲートウェイ)
- ヴィアロップ(ジャパンゲートウェイ)
- 凛恋-リンレン-(ビーバイイー)
調査期間:2017年9月15日~20日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:987サンプル
サンプル構成(%)