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2017年の日焼け止め市場は363億円で、2014年から約20%拡大している。
今回は、当社が任意に選んだ日焼け止め26ブランドについて、、「知っている(認知率)」、「使ったことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って使った(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)使いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査では、7項目中5項目で「ビオレUV 日焼け止め(花王)」が首位を獲得した。「ビオレUV 日焼け止め」は、広告接触では「アネッサ 日焼け止め(資生堂)」に2.2ポイントの2位、再購入意向は「スキンアクアトーンアップ 日焼け止め(ロート製薬)」に3.0ポイント差の3位となったが、それぞれ差は小さく、逆に、3ヶ月内購入や今後の意向では2位以下に5ポイント以上の差をつけている。
2位グループは、前回(2017年8月版)と同様、「アネッサ 日焼け止め」と「ニベアサン 日焼け止め(花王)」が接戦を繰り広げており、この3ブランドが上位をがっちり固めている。
また、ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向をみると、上位5位のなかに、花王のブランドが4点(2位:「ニベアメン 日焼け止め(花王)」、3位:「ビオレUV 日焼け止め」、4位:「キュレルUV 日焼け止め(花王)」、5位:「ニベアサン 日焼け止め」)ランクインしている。
日焼け止め市場は、男性や若年層など今まで日焼け止めを使用していなかった層が使用することになったことから拡大基調を続けている。市場が拡大するなか、メーカーは毎年、改良を重ね、高機能化が進んでいる。2018年は、汗や水に触れることで紫外線カット機能が高まる、ウォータープルーフ機能の強化、物理的な"擦れ"に強く落ちにくい、といった機能に加え、肌色を補正したり、スキンケア成分を増量し美肌効果を強化するなど、メイクアップベースの機能を強化した製品が人気を集めている。今回、ベース27と少ないながら、77.8%という高い再購入意向を獲得したロート製薬の「スキンアクアトーンアップ 日焼け止め」なども、これに含まれる。従来主流であったチューブ型に加え、スプレーやクッションファンデーションタイプなど、形態の多様化も進んでいる。成長市場である日焼け止め市場の今後の進化の方向が注目される。
- ビオレUV 日焼け止め(花王)
- キュレルUV 日焼け止め(花王)
- ニベアサン 日焼け止め(花王)
- ニベアメン 日焼け止め(花王)
- ソフィーナ 日焼け止め(花王)
- アリィー 日焼け止め(カネボウ化粧品)
- アネッサ 日焼け止め(資生堂)
- ベネフィーク 日焼け止め(資生堂)
- シーブリーズ 日焼け止め(資生堂)
- UVホワイト 日焼け止め(資生堂)
- 専科 日焼け止め(資生堂)
- コーセーサンカット 日焼け止め(コーセー)
- 雪肌精 日焼け止め(コーセー)
- オルビス 日焼け止め
- DHC 日焼け止め
- ちふれ 日焼け止め
- ファンケル 日焼け止め
- メンソレータムサンプレイ 日焼け止め(ロート製薬)
- スキンアクアトーンアップ 日焼け止め(ロート製薬)
- サンキラー 日焼け止め(伊勢半)
- コパトーン 日焼け止め(大正製薬)
- エリクシール 日焼け止め(資生堂)
- サンメディック 日焼け止め(資生堂)
- ピジョン 日焼け止め
- 伊勢半サンキラー 日焼け止め(伊勢半)
- 近江兄弟社MKB 日焼け止め(近江兄弟社)
調査期間:2018年7月8日~12日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,044サンプル
サンプル構成(%)
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