ご利用には有料の会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
会員のご登録はこちらをご覧ください。
ファーストフード業界の好調が続いている。売上高は、2015年12月から2018年11月まで36ヶ月連続のプラスだ(日本フードサービス協会)。
今回は、当社が任意に選んだ29のファーストフードチェーン(ファストカジュアルを含む)について、「知っている(認知率)」「自宅や会社・学校の近くにある(近隣立地)」「利用したことがある(利用経験)」「今後(も)利用したい(利用意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査では、前回(2018年3月版)と同様6項目中、再利用意向を除く5項目で「マクドナルド」が首位を獲得、再利用意向でもトップと1.6ポイント差の3位につけた。「マクドナルド」は、前々回(2015年9月版)中国メーカー製の期限切れチキンナゲットの問題や、異物混入問題が取りざたされた影響などから、再利用意向を大きく落としたが、前回(2018年3月版)の2位、今回の僅差の3位と完全復活をとげた。2位争いはこちらも「モスバーガー」と「ケンタッキーフライドチキン」だが、利用経験、3ヶ月内利用、今後の意向などで、首位の「マクドナルド」には大きく水をあけられている。
今回、再利用意向で首位を獲得したのは、2015年に日本初上陸を果たし、現在10店舗(2019年1月現在)を展開するファストカジュアル(ファーストフードとファミリーレストランの中間的な業態で、従来のファーストフードチェーンよりは単価の高い商品を扱うチェーンが多い)の「シェイクシャック」である。同じくファストカジュアルの「クアアイナ」も前回に引き続き5位以内を確保、ファストカジュアル業態の人気を物語る。昨年から今年にかけて、「ファットバーガー」「クチノバ」といったファストカジュアルのチェーン店が上陸を果たした。有力チェーンのひしめく市場で、新しいチェーンがどこまで存在感を示せるかが注目される。
- マクドナルド
- モスバーガー
- ケンタッキーフライドチキン
- ロッテリア
- ベッカーズ
- フレッシュネスバーガー
- ファーストキッチン
- ドムドムバーガー
- バーガーキング
- クアアイナ
- シェイクシャック
- カールスジュニア
- UMAMIバーガー
- サブウェイ
- カレーハウスCoCo壱番屋
- カレーショップC&C
- すき家
- 吉野家
- なか卯
- 松屋
- てんや
- 名代富士そば
- はなまるうどん
- 丸亀製麺
- ゆで太郎
- タコベル
- 築地銀だこ
- ミスタードーナツ
- クリスピー・クリーム・ドーナツ
調査期間:2019年1月11日~16日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,2178サンプル
サンプル構成(%)
参照コンテンツ
- 消費者調査データ コーヒーチェーン(2019年1月版) 王者スターバックス、追うドトール
- 戦略ケース コーヒーチェーン競争の行方 進む異業種とのボーダレス化(2018年)
- 戦略ケース シェイクシャックは日本で第二のスタバになれるのか(2016年)
- 企業活動分析 日本マクドナルドホールディングス
- 企業活動分析 モスフードサービス
- 企業活動分析 日本KFCホールディングス
- 企業活動分析 吉野家ホールディングス
- 企業活動分析 松屋フーズ
おすすめ新着記事
消費者調査データ サブスクリプションサービス 広く利用される「プライムビデオ」、音楽サブスクには固定ファンも
調査結果を見ると、「Amazon プライムビデオ」が全項目で首位となった。「プライムビデオ」は認知率で認知率は8割強、利用経験では唯一4割強、今後の利用意向でも3割を超えている。
成長市場を探せ コロナ禍の壊滅的状況からV字回復、売上過去最高のテーマパーク
コロナ下では長期休業や入場制限などを強いられ、壊滅的ともいえる打撃を被ったテーマパーク市場、しかし、コロナが5類移行となった2023年には、売上高は8,000億円の大台を突破、過去最高を記録した。
消費者調査データ シャンプー(2024年11月版) 「ラックス」と「パンテーン」、激しい首位争い
調査結果を見ると、「ラックス(ユニリーバ)」と「パンテーン(P&G)」が複数の項目で僅差で首位を競り合う結果となった。コロナ禍以降のセルフケアに対する意識の高まりもあって、シャンプー市場では多様化、高付加価値化が進んでいる。ボタニカルやオーガニック、ハニーやアミノ酸などをキーワードに多様なブランドが競うシャンプー市場の今後が注目される。