No.51 ファーストフード(2006年版) | ||
利用率で圧勝のマクドナルド 好きな店ランキング2連覇のモスバーガー |
||
詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス) |
ファーストフード全店(新規店含む)の2005年1月から12月までの利用客数は、前年比5.8%増となり、3年ぶりに前年比を上回りました(社団法人日本フードサービス協会調べ)。ファーストフード店への客足が戻りつつあるようです。 今回は、主要ファーストフードチェーン19店について、当社のインターネットモニターに行った調査結果をランキング形式でお届けします。 全ランキングの1位から4位までを、マクドナルド、モスバーガー、ミスタードーナツ、ケンタッキー フライドチキンの洋風ファーストフード4店が独占した(下図)。和風ファーストフード店では吉野家が「今後(も)利用したい」など4項目で5位にランクインしたが、洋風店の強さが際立つ結果となった。 マクドナルドは、7ランキング中5ランキングのトップを独占した。 特記すべきは、マクドナルドを普段利用出来る人が95.3%もいることである。半年以内に利用した人だけでも87.1%に達し、他店を大きく引き離した。「普段利用出来る人ベースの今後(も)利用したい」ランキングでは2位となったが、83.4%もの高い支持率を得ていることには変わりない。 日本全国に3,802店舗(2005年12月)を展開する大規模ファーストフード店・マクドナルドは、日本人の生活に十分に浸透しているといえよう。 一方で、ファン層の獲得ではモスバーガーがリードしているようだ。 モスバーガーは、「普段利用出来る人ベースの今後(も)利用したい」ランキングでトップを獲得した。マクドナルドは2位となり、僅差ではあるが、2002年調査のトップ2が入れ替わった。 「好きなファーストフード」ランキングでは、モスバーガーが1位、ミスタードーナッツが2位、マクドナルドが3位となった。2002年調査に引き続き、モスバーガーがトップを獲得した。 ハンバーガーの価格帯を比較すると、マクドナルドでは「ハンバーガー」の80円から「トマト グリルチキンサンド」の290円の間で商品展開をしているのに対して、モスバーガーでは「ハンバーガー」の220円から「匠味十段」の1000円までの高価格帯で商品を展開している(2006年6月8日現在)。高くても利用してくれるファン層の獲得に、モスバーガーは成功しているといえよう。 | ||||
|
本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。
|
ファーストフードの戦略ケース
ファーストフードの企業活動分析