半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2007.08)
ファーストフード

「マック」独走はどこまで続く
 
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)

 「マクドナルド」の「メガマック」発売や、休日には数時間待ちの行列のできる「クリスピークリームドーナッツ」の上陸など、2007年上半期にはファーストフード業界にホットな話題が続き、ファーストフード全店(新規店含む)の2007年6月の利用客数も、前年比15.0%増となりました(社団法人日本フードサービス協会調べ)。
 今回は、主要ファーストフードチェーン22店について、当社のインターネットモニターに行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングも、前回(2006年)前々回(2002年)に引き続き、「マクドナルド」の独壇場となり、続く2位から4位までは「モスバーガー」「ケンタッキーフライドチキン」「ミスタードーナッツ」「ロッテリア」の洋風ファーストフードが独占した。
 「マクドナルド」は「知っている」「普段利用できる」「利用したことがある」「半年以内に利用した」「三ヶ月以内に話題にした」「今後(も)利用したい」のランキングで首位を獲得した。「マクドナルド」の強さの特徴をみるために、とくに2位以下と差のついた項目をみてみよう。
 まず、「普段利用できる」では88.5%、2位のモスバーガー(66.0%)に20ポイント以上の差、「半年以内に利用した」では78.7%、2位のミスタードーナッツ(47.1%)に30ポイント以上の大差をつけての独走である。さらに、「三ヶ月以内に話題にした」でも60.3%を獲得、こちらも2位のミスタードーナッツ(31.3%)の倍近いスコアである。リピート意向の強さをはかる「半年以内に利用した人ベースの今後も利用したい」でこそ、熱心な固定ファンが存在することで知られる「モスバーガー」に首位を譲ったが、それでも4.1ポイント差の2位につけている。「マクドナルド」は、全国どこでも店舗を利用できる体制を整え、「メガマック」のヒットなども手伝って高い利用率につなげ、リピーターを獲得している。
 追撃するファーストフード各社の動きをみてみよう。「メガマック」が巻き起こしたビッグサイズ商品ブームに追随し、「レッドホットキング」を投入した「ケンタッキーフライドチキン」は、「三ヶ月以内に話題にした」、「半年以内に利用した」でともに4位。「オムスパダブルバーガー」を発売した「ファーストキッチン」は同じく13位と11位にとどまっている。また、「ロッテリア」などとのフランチャイズ契約で日本再上陸(2007年6月末現在、国内店舗2店)を果たした「バーガーキング」も、「知っている」で17位、「今後(も)利用したい」で14位と、「マクドナルド」にどこまで対抗できるかは未知数といった状況である。
 国内のハンバーガー市場の6割をおさえる巨人「マクドナルド」の独走は、当分は続きそうだ。

最新の2009年版がこちらで公開中です。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。






【提示22店】
  • マクドナルド
  • ファーストキッチン
  • ケンタッキーフライドチキン
  • モスバーガー
  • ロッテリア
  • ウェンディーズ
  • フレッシュネスバーガー
  • ベッカーズ
  • ドムドムハンバーガー
  • バーガーキング
  • サブウェイ
  • ミスタードーナッツ
  • アンドナンド
  • クリスピークリームドーナッツ
  • カレーハウスCoCo壱番館
  • 吉野家
  • 松屋
  • すき家
  • なか卯
  • 神戸らんぷ亭
  • 天丼てんや
  • 築地銀だこ

  • サンプル構成(%)
    【調査設計】
    調査手法:インターネットリサーチ
    調査期間:2007年8月1日~3日
    調査対象者:当社インターネットモニター 20~49歳
            全国 男女個人
    有効回収サンプル数:635サンプル


    ファーストフードの企業活動分析

  • 日本マクドナルドホールディングス
  • お知らせ

    2025.03.06

    クレジットカード決済に関する重要なお知らせ

    2025.04.17

    JMR生活総合研究所 ゴールデンウイーク期間中の営業のお知らせ

    新着記事

    2025.04.23

    25年3月の「コンビニエンスストア売上高」は2ヶ月ぶりのプラスに

    2025.04.22

    トランプ関税の正義、賢愚、そして帰結 - ポストグロ-バル経済と自由貿易体制(上編)

     

    2025.04.22

    25年2月の「旅行業者取扱高」は19年比で78%に

    2025.04.21

    ポートフォリオ戦略からダイナミック・ポートフォリオ分析で統合経営へ

    2025.04.21

    企業活動分析 2024年12月期のアルファベット(Google)は、検索、AIとも2桁増で過去最高更新

    2025.04.18

    消費者調査データ カップめん(2025年4月版)別次元の強さ「カップヌードル」、2位争いは和風麺

    2025.04.17

    25年2月の「商業動態統計調査」は11ヶ月連続のプラス

    2025.04.16

    25年3月の「景気の現状判断」は13ヶ月連続で50ポイント割れに

    2025.04.16

    25年3月の「景気の先行き判断」は7ヶ月連続の50ポイント割れに

    2025.04.15

    25年2月の「消費支出」は4ヶ月ぶりのマイナスに

    2025.04.14

    提言論文 ブランド価値ランキング - 価値実現率の低い選択的耐久財

    2025.04.14

    企業活動分析 アップルの2024年9月期は、サービス事業過去最高で増収増益

    2025.04.11

    「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引

     

    2025.04.10

    25年2月の「家計収入」は2ヶ月連続のマイナス

    週間アクセスランキング

    1位 2024.05.10

    消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

    2位 2024.03.08

    消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

    3位 2025.04.11

    「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引

    4位 2024.10.24

    MNEXT 日本を揺るがす「雪崩現象」―「岩盤保守」の正体

    5位 2024.11.06

    「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場  背景にある簡便化志向や節約志向

    ENGLISH ARTICLES

    2023.04.17

    More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

    2023.02.22

    40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

    2022.11.14

    Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

    2022.09.12

    The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

    2022.06.20

    6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area