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2.ノート編-VAIO首位、追うNEC、富士通、デル | ||
個人向けパソコン市場では、ノート型が主流となっていますが、ノート市場は各社の製品がスペックやデザインを競う激戦区となっています。前回のデスクトップパソコンに引き続き、ノート型パソコンの主要19ブランドについて、当社のインターネットモニターに行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回のランキングでは、デスクトップ編と同様、「VAIO」が首位を独占、国内の老舗的パソコンメーカーがそれを追う形となった。 「VAIO」は、前回(2005年12月)、前々回(2003年8月)ともに「知っている」「家庭内にある」「話題にした」「今後(も)買いたい」の4項目で首位となっているが、今回初めて「家庭内所有者ベースの今後の購入意向」でも首位を獲得した。 「VAIO」以外では、NECの「La Vie」が3項目で2位、富士通の「FMV-BIBLO」が1項目で2位、3項目で3位、続いて東芝の「DynaBook」が4項目で4位となるなど、国内老舗メーカーが上位を独占した。 また、デスクトップ編では、AV機能の強化を特徴とする「VAIO typeX」の人気が高かったが、ノートでは、AV機能を訴求している東芝の「Qosmio」は、全項目10位以下となっている。 一方、海外勢では、デルコンピュータの「Inspiron」が「家庭内で所有」で6位、「今後(も)買いたい」で5位、さらに「家庭内所有者ベースの今後の購入意向」では、国内メーカをおさえて2位と健闘している。 2003年のソニーショック前後から、ソニーのブランドパワーの衰えがいわれているものの、今回の調査結果からみる限り、「VAIO」の人気は根強い。しかし、背後には巻き返しを図る国内メーカーや、ユーザー数は少ないながら確実なファンを獲得しつつあるデルコンピュータなどが迫っている。デスクトップと違って、テレビ機能という分かりやすい焦点をもたないノートパソコン市場だが、軽量化、大画面化などが進んでおり、今後も厳しい競争が繰り広げられることが予想される。 | ||||
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