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公開日:2022年11月18日

消費者調査データ No.377
キャッシュレス決済(2022年11月版)
「PayPay」独走!驚異のリピート意向、利用増も2桁に



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 2021年の国内キャッシュレス決済比率は32.5%と、2015年の18.2%から一貫して拡大している。しかし、中国の77.3%、カナダの62.0%などと比較するとまだ低い(経済産業省)。

 今回は、当社が任意に選んだキャッシュレス決済30ブランドについて、「知っている(認知率)」、「3ヶ月以内に広告などを見た(広告接触)」「利用したことがある(経験率)」、「最近3ヶ月以内に利用した(3ヶ月以内利用)」「昨年に比べ利用が増加した(利用増加)」、さらに「今後(も)使いたい(今後意向)」と「利用経験者における今後の利用意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査では、「PayPay」の強さが目立つ結果となった。前回(2021年10月版)は再利用意向で僅差で「楽天ペイ」に及ばなかったが、今回は全項目で首位を獲得した。広告接触や利用経験などでも2位以下に10ポイント以上の差をつけているが、特に注目したいのが利用増加と再利用意向だ。利用増加は、2位の「楽天ペイ」が7.7%なのに対して、「PayPay」は22.6%と唯一2桁となっている。再利用意向は、前回(2021年10月版)も84.4%と高かったが、今回は9割を超え、91.1%となった。一方、認知と利用経験はそれぞれ首位ではあるものの、58.9%と36.0%でまだ拡大の余地は残されている。高い再利用意向を考えると、認知や利用経験が高まることで、さらにユーザーが拡大することが予想される。

 独走する「PayPay」を追う2位グループは激戦だ。「楽天ペイ」「楽天Edy」「Suica」「WAON」などが項目ごとに順位を入れ替えながら接戦を繰り広げている。

 再利用意向をみると、首位の「PayPay」をはじめとして、2位の「楽天ペイ」が87.9%、3位の「d払い」が81.6%など、3位までが8割を超えている。5位から14位までは6割台で、上位の強さが目立つ。

 「PayPay」は、サービス開始3年半で、登録者数が累計4,700万人超、加盟店数が全国366万ヶ所を突破。2021年度の決済取扱高は前年比1.7倍、決済回数は同1.8倍と高い伸びをみせている。政府は2025年までにキャッシュレス比率を40%程度にまで引き上げ、将来的には80%を目指すという。これには今後も「PayPay」が大きな役割を果たしていくのは間違いないとみられるが、さらにリードを広げていくのか、あるいはその他のブランドが迫るのか。拡大する市場での競争の行方が注目される。


注目ランキング
  • 利用経験
    1. PayPay   36.0%
    2. WAON    21.8%
    3. Suica    18.9%
  • 再利用意向
    1. PayPay    91.1%
    2. 楽天ペイ   87.9%
    3. d払い     81.6%

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詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示30ブランド

  • 楽天Edy
  • Kitaca
  • Suica
  • PASMO
  • TOICA
  • manaca
  • ICOCA
  • PiTaPa
  • SUGOCA
  • WAON
  • nanaco
  • ウェブマネー
  • BitCash(ビットキャッシュ)
  • iTunesカード
  • GooglePlayカード
  • デビットカード
  • QUICPay(クイックペイ)
  • PayPay
  • 楽天ペイ
  • LINEペイ
  • 支払秘書
  • d払い
  • auPay
  • ゆうちょPay
  • FamiPay
  • メルペイ
  • ApplePay(アップルペイ)
  • GooglePay(グーグルペイ)
  • Alipay(アリペイ)
  • iD


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2022年10月27日(木)~10月28日(金)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,093サンプル
サンプル構成(%)






参照コンテンツ


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