2014年度のスナック市場は、前年度比104%で、3年連続の拡大となりました(金額ベース 日本スナック・シリアルフーズ協会)。
今回は、当社が任意に選んだスナック菓子34ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買ってべた」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回のランキングでは、カルビーの製品が全項目でトップ3を独占した。上位10位内をみても、各項目で4~6ブランドがランクインしており、再購入意向にいたっては、7ブランドがカルビーの製品である。
トップ3をみると、「ポテトチップス(カルビー)」が全項目で1位。これは前回(2013年10月版)と同様である。それに続くのは、「じゃがりこ(カルビー)」で、3ヶ月内購入や今後の購入意向など4項目で2位を獲得。「じゃがビー(カルビー)」「かっぱえびせん(カルビー)」などが3位内に入るブランドで、「さっぽろポテト(カルビー)」「かっぱえびせん(カルビー)」なども上位に食い込んでいる。
これら上位ブランドは、もっとも発売期間の短い「じゃがビー」が今年で発売10周年、「じゃがりこ」が21年、「ポテトチップス」が41年、「かっぱえびせん」にいたっては52年と、ロングセラー商品ばかりである。
カルビー以外で10位内にランクインしてきたのは、「ポテトチップス(湖池屋)」「チップスター(ヤマザキビスケット)」「カラムーチョ(湖池屋)」など、ポテト系のブランドが目立つものの、いずれもカルビーの「ポテトチップス」との差は大きく、追い上げは難しいといえる。
スナック菓子市場の中核は、ポテトスナックであり、そのポテト系スナック菓子の約7割をカルビーが供給している。少子化や健康志向の高まりなど、スナック菓子には逆風にも思える環境が続いているが、カルビーは、3ヶ月ごとにフレーバーの入れ替えを行い、限定品やアンテナショップなどで話題づくりをするなど、ユーザーを飽きさせない工夫で成長を実現、高いシェアを維持してきた。ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向の高さをみても、カルビーの強さは明白だ。「かっぱえびせん」以来、次々とヒット商品を輩出してきたカルビーの次の一手が注目される。
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【提示34ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2016年9月20日~23日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,007サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2016年9月20日~23日