半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2016.10)
消費者調査 No.235
スナック菓子(2016年10月版)
カルビーが上位独占、盤石の強さ!


本コンテンツの最新版(2018年11月版)はこちらからご覧ください。

 2014年度のスナック市場は、前年度比104%で、3年連続の拡大となりました(金額ベース 日本スナック・シリアルフーズ協会)。

 今回は、当社が任意に選んだスナック菓子34ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買ってべた」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、カルビーの製品が全項目でトップ3を独占した。上位10位内をみても、各項目で4~6ブランドがランクインしており、再購入意向にいたっては、7ブランドがカルビーの製品である。

 トップ3をみると、「ポテトチップス(カルビー)」が全項目で1位。これは前回(2013年10月版)と同様である。それに続くのは、「じゃがりこ(カルビー)」で、3ヶ月内購入や今後の購入意向など4項目で2位を獲得。「じゃがビー(カルビー)」「かっぱえびせん(カルビー)」などが3位内に入るブランドで、「さっぽろポテト(カルビー)」「かっぱえびせん(カルビー)」なども上位に食い込んでいる。

 これら上位ブランドは、もっとも発売期間の短い「じゃがビー」が今年で発売10周年、「じゃがりこ」が21年、「ポテトチップス」が41年、「かっぱえびせん」にいたっては52年と、ロングセラー商品ばかりである。

 カルビー以外で10位内にランクインしてきたのは、「ポテトチップス(湖池屋)」「チップスター(ヤマザキビスケット)」「カラムーチョ(湖池屋)」など、ポテト系のブランドが目立つものの、いずれもカルビーの「ポテトチップス」との差は大きく、追い上げは難しいといえる。

 スナック菓子市場の中核は、ポテトスナックであり、そのポテト系スナック菓子の約7割をカルビーが供給している。少子化や健康志向の高まりなど、スナック菓子には逆風にも思える環境が続いているが、カルビーは、3ヶ月ごとにフレーバーの入れ替えを行い、限定品やアンテナショップなどで話題づくりをするなど、ユーザーを飽きさせない工夫で成長を実現、高いシェアを維持してきた。ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向の高さをみても、カルビーの強さは明白だ。「かっぱえびせん」以来、次々とヒット商品を輩出してきたカルビーの次の一手が注目される。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。





【提示34ブランド】
  • ポテトチップス(カルビー)
  • ポテトチップス クリスプ(カルビー)
  • ポテトチップス ギザギザ(カルビー)
  • 堅あげポテト(カルビー)
  • サッポロポテト(カルビー)
  • かっぱえびせん(カルビー)
  • じゃがりこ(カルビー)
  • Jagabee(じゃがビー)(カルビー)
  • Vegips(ベジップス)(カルビー)
  • ポテトチップス(湖池屋)
  • ポテトチップス プレミアム(湖池屋)
  • カラムーチョ(湖池屋)
  • ポリンキー(湖池屋)
  • スコーン(湖池屋)
  • ドンタコス(湖池屋)
  • ポトットプラス(湖池屋)
  • ポテトチップス(山芳)
  • プリッツ(江崎グリコ)
  • ビアプリッツ(江崎グリコ)
  • かるじゃが(江崎グリコ)
  • Cheeza[チーザ](江崎グリコ)
  • CRATZ[クラッツ](江崎グリコ)
  • チップスター(ヤマザキビスケット)
  • プリングルズ(日本ケロッグ)
  • とんがりコーン(ハウス食品)
  • オー・ザック(ハウス食品)
  • カール(明治)
  • おっとっと(森永製菓)
  • ポテロング(森永製菓)
  • 暴君ハバネロ(東ハト)
  • ベビースターラーメン(おやつカンパニー)
  • セブンプレミアム厚切りポテト(セブン&アイ)
  • トップバリュポテトチップ(イオン)
  • みなさまのお墨付きポテトチップス(西友)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年9月20日~23日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,007サンプル
サンプル構成(%)




お知らせ

2025.03.06

クレジットカード決済に関する重要なお知らせ

2025.04.17

JMR生活総合研究所 ゴールデンウイーク期間中の営業のお知らせ

2025.04.25

メンテナンスのお知らせ

新着記事

2025.04.25

成長市場を探せ 少子化ものともせず、拡大する学習塾市場(2025年)

 

2025.04.24

25年2月の「広告売上高」は、10ヶ月連続のプラス

2025.04.23

25年3月の「コンビニエンスストア売上高」は2ヶ月ぶりのプラスに

2025.04.22

トランプ関税の正義、賢愚、そして帰結 - ポストグロ-バル経済と自由貿易体制(上編)

 

2025.04.22

25年2月の「旅行業者取扱高」は19年比で78%に

2025.04.21

ポートフォリオ戦略からダイナミック・ポートフォリオ分析で統合経営へ

2025.04.21

企業活動分析 2024年12月期のアルファベット(Google)は、検索、AIとも2桁増で過去最高更新

2025.04.18

消費者調査データ カップめん(2025年4月版)別次元の強さ「カップヌードル」、2位争いは和風麺

2025.04.17

25年2月の「商業動態統計調査」は11ヶ月連続のプラス

2025.04.16

25年3月の「景気の現状判断」は13ヶ月連続で50ポイント割れに

2025.04.16

25年3月の「景気の先行き判断」は7ヶ月連続の50ポイント割れに

2025.04.15

25年2月の「消費支出」は4ヶ月ぶりのマイナスに

2025.04.14

提言論文 ブランド価値ランキング - 価値実現率の低い選択的耐久財

2025.04.14

企業活動分析 アップルの2024年9月期は、サービス事業過去最高で増収増益

週間アクセスランキング

1位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

2位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

3位 2025.04.11

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引

4位 2024.10.24

MNEXT 日本を揺るがす「雪崩現象」―「岩盤保守」の正体

5位 2024.11.06

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場  背景にある簡便化志向や節約志向

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area