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スナック菓子の市場は、4年連続のプラス成長の後、2016年に前年割れとなったが、2017年は再びプラスとなった(金額ベース・日本スナックシリアルフーズ協会)。
今回は、当社が任意に選んだスナック菓子34ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)食べたいと思う(今後購入意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回のランキングでは、前回(2017年9月版)や前々回(2016年10月版)同様、カルビーの「ポテトチップス」が全項目で首位を獲得した。特に、3ヶ月内購入や今後の購入意向では、2位以下に20ポイント以上の差をつけるなど圧倒的な強さである。2位、3位には、同社の「かっぱえびせん」「じゃがりこ」が7項目中6項目でランクイン、カルビーのスナックが上位を独占した。
4位以下には、シェア2位グループの湖池屋の「ポテトチップス」や、山崎ビスケットの「チップスター」などがランクインした。
スナック菓子の市場で、注目されているのが、コンビニのプライベートブランド(PB)の動向だ。コンビニの店頭では、ナショナルブランド(NB)に代わり、PBが多く陳列されるようになってきているからだ。今回の調査でも、認知や店頭接触、今後の購入意向では、20位までのランキングのほぼすべてがNBで占められているが、3ヶ月内購入では17位、18位に「セブン-プレミアム」と「ファミリーマートコレクション」のスナック菓子がランクイン、ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向では、それぞれ2位と3位を占め、「ローソンセレクト」のスナック菓子も8位に食い込んだ。ブランドの想起では順位は低いものの、実際の購入シーンでは売り場で目立つPBに手が伸びていることがうかがえる。
カルビーという巨人が支配するスナック菓子の市場で、PBも交えた競争はさらに激化しそうだ。
- ポテトチップス(カルビー)
- ポテトチップスクリスプ(カルビー)
- サッポロポテト(カルビー)
- かっぱえびせん(カルビー)
- じゃがりこ(カルビー)
- 堅あげポテト(カルビー)
- ア・ラ・ポテト(カルビー)
- ピザポテト(カルビー)
- ナチュラルカルビー(カルビー)
- 極じゃが(カルビー)
- ポテトチップス(湖池屋)
- 湖池屋プライドポテト(湖池屋)
- カラムーチョ(湖池屋)
- ポリンキー(湖池屋)
- スコーン(湖池屋)
- ドンタコス(湖池屋)
- チキンラーメンポテトスティック(湖池屋)
- じゃがいも心地(湖池屋)
- ポテトチップス(山芳)
- プリッツ(江崎グリコ)
- ビアプリッツ(江崎グリコ)
- Cheeza[チーザ](江崎グリコ)
- CRATZ[クラッツ](江崎グリコ)
- チップスター(ヤマザキビスケット)
- プリングルズ(森永製菓)
- とんがりコーン(ハウス食品)
- オー・ザック(ハウス食品)
- 暴君ハバネロ(東ハト)
- ベビースターラーメン(おやつカンパニー)
- まんまシリーズ(UHA味覚糖)
- 燃えよ唐辛子(アサヒグループ食品)
- セブンプレミアムのカップ入りスナック菓子(セブン&アイ)
- ローソンセレクトのスナック菓子(ローソン)
- ファミリーマートコレクションのスナック菓子(ファミリーマート)
調査期間:2018年10月12日~16日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,040サンプル
サンプル構成(%)


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