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スナック菓子の市場は、4年連続でプラス成長を続けてきましたが、2016年は前年比99.6%(金額ベース・日本スナックシリアルフーズ協会)となりました。
今回は、当社が任意に選んだスナック菓子30ブランドについて、「知っている(認知率)」、「食べたことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)飲みたいと思う」(今後意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査では、前回(2016年10月版)と同様、カルビーの「ポテトチップス」「かっぱえびせん」「じゃがりこ」が上位を独占、特に「ポテトチップス」は全項目で首位となっただけでなく、3ヶ月内購入では33%で2位の「じゃがりこ」に13ポイント差、今後の購入意向が51%で同じく「じゃがりこ」に18ポイント差をつけており、トップブランドの強さをみせた。「ポテトチップス」以外のカルビー製品では、「じゃがりこ」が4項目で2位を、「かっぱえびせん」が2項目で2位を獲得した。
今年5月に、東日本での販売終了が発表された明治の「カール」は、3ヶ月内購入で前回の12位から6位に大きく順位を上げ、特需ともいう状況になった。
少子化や健康志向の強まりに加え、昨年は天候不順で原材料の北海道産のじゃがいもが大きな打撃を受けるなど、スナック市場を取り巻く状況は厳しい。先の「カール」や、8月で販売終了を迎える「ピックアップ(明治)」などに象徴されるように、時代に取り残されれば、ロングセラーといえども安泰とはいえない。カルビーは昨年、成型ポテトチップス「ポテトチップスクリスプ」を発売してポテトスナックのランナップを拡充、湖池屋は9月からプレミアムポテトチップスの「プライドポテト」の拡充や、ロングセラー商品「カラムーチョ」のプレミアムラインの発売を行う。日本人の食生活に深く馴染んだスナック菓子が、今後どのような進化をとげるのかが注目される。
【提示30ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2017年6月16日~20日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,021サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2017年6月16日~20日