半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

公開日:2022年04月15日

消費者調査データ No.363
ファーストフード(2022年4月版)
強い「マクドナルド」、コロナで苦戦のグルメバーガーの復権は?



グラフの閲覧・詳細データのダウンロードには有料の会員登録が必要です。
登録済みの方はこちらからログインしてご利用ください。

 コロナ禍2年目となる2021年、外食産業は全体では前年比98.6%と微減に留まった。一方でファーストフード業態は同104.8%とプラスに転じ、なかでも洋風のファーストフードは109.3%と拡大している(一般社団法人 日本フードサービス協会)。

 今回は、当社が任意に選んだ31のファーストフードチェーンについて、「知っている(認知)」「家や学校、職場の近所にある(近隣立地)」「利用したことがある(利用経験)」「昨年に比べて利用が増えた(利用増)」「最近3ヶ月以内に利用した(3ヶ月以内利用)」、さらに「今後(も)利用したい(今後意向)」と「利用経験者における今後の利用意向(再利用意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査でも、前回(2021年4月版)と同様、「マクドナルド」がすべての項目で首位を獲得した。「マクドナルド」は近隣立地が63.0%、利用経験が88.1%と極めて高いだけでなく、3ヶ月以内利用では2位の「ケンタッキーフライドチキン」の2倍近い44.2%だ。調査対象者の半数弱がここ3ヶ月以内に「マクドナルド」を利用していることになる。さらに再利用意向も高い。利用経験者の76.6%が今後も「マクドナルド」を利用すると答えているのだ。ファーストフードの代名詞ともいえる「マクドナルド」の人気に死角はない。

 2位以下には「ケンタッキーフライドチキン」「ミスタードーナツ」「モスバーガー」などが僅差で続いているが、いずれも「マクドナルド」との差は大きい。

 再利用意向で首位「マクドナルド」を追うのは、「丸亀製麺」や「シェイクシャック」「スシロー」などだ。「丸亀製麺」は、前回(2021年4月版)に続いての2位だが、「シェイクシャック」はコロナ前の2019年2月版以来のベスト3入りだ。その他にも「タコベル」や「クア・アイナ」といった繁華街立地を基本とするチェーンも前回から順位を上げている。

 コロナ禍の非接触、テイクアウトやデリバリーのニーズを取り込みつつ成長を維持してきたファーストフード。原材料の値上がりや、健康意識、環境配慮意識の高まりなど難しいかじ取りを求められる要因はあるものの、今後も成長が期待される。


注目ランキング
  • 3ヶ月内購入
    1. マクドナルド        44.2%
    2. ケンタッキーフライドチキン 22.9%
    3. ミスタードーナツ      17.0%
  • 再購入意向
    1. マクドナルド        67.6%
    2. 丸亀製麺          61.5%
    3. シェイクシャック      61.4%

ログインしてグラフを見る

グラフの閲覧・詳細データのダウンロードには有料の会員登録が必要です。



詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示31ブランド

  • マクドナルド
  • モスバーガー
  • ロッテリア
  • ベッカーズ
  • フレッシュネスバーガー
  • ファーストキッチン
  • バーガーキング
  • クア・アイナ
  • シェイクシャック
  • カールスジュニア
  • UMAMIバーガー
  • ケンタッキーフライドチキン
  • bb.qオリーブチキンカフェ
  • サブウェイ
  • カレーハウスCoCo壱番屋
  • すき家
  • 吉野家
  • 松屋
  • くら寿司
  • スシロー
  • はま寿司
  • なか卯
  • てんや
  • 名代富士そば
  • はなまるうどん
  • 丸亀製麺
  • ゆで太郎
  • タコベル
  • 築地銀だこ
  • ミスタードーナツ
  • クリスピークリームドーナツ


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2022年3月3日(木)~3月8日(火)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,022サンプル
サンプル構成(%)






参照コンテンツ


おすすめ新着記事



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツプレミアム会員サービス戦略ケースの教科書Online


お知らせ

2024.12.19

JMR生活総合研究所 年末年始の営業のお知らせ

新着記事

2024.12.20

消費者調査データ No.418 サブスクリプションサービス 広く利用される「プライムビデオ」、音楽サブスクには固定ファンも

2024.12.19

24年10月の「商業動態統計調査」は7ヶ月連続のプラス

2024.12.19

24年10月の「広告売上高」は、6ヶ月連続のプラス

2024.12.19

24年10月の「旅行業者取扱高」は19年比で83%に

2024.12.18

提言論文 「価値スタイル」で選ばれるブランド・チャネル・メディア

2024.12.18

24年11月の「景気の先行き判断」は3ヶ月連続の50ポイント割れに

2024.12.18

24年11月の「景気の現状判断」は9ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.12.17

24年10月の「現金給与総額」は34ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.12.16

企業活動分析 SGHDの24年3月期はロジスティクス事業不振で2期連続の減収減益

2024.12.16

企業活動分析 ヤマトHDの24年3月期はコスト削減追いつかず3期連続減益

2024.12.13

成長市場を探せ コロナ禍の壊滅的状況からV字回復、売上過去最高のテーマパーク(2024年)

2024.12.12

24年10月の「家計収入」は再びプラスに

2024.12.12

24年10月の「消費支出」は6ヶ月連続のマイナスに

2024.12.11

提言論文 価値スタイルによる生活の再編と収斂

2024.12.10

24年10月は「有効求人倍率」は改善、「完全失業率」は悪化

2024.12.09

企業活動分析 江崎グリコ株式会社 23年12月期は国内外での売上増などで増収増益達成

2024.12.09

企業活動分析 日清食品ホールディングス株式会社 24年3月期は価格改定浸透で増収、過去最高益達成

 

2024.12.06

消費者調査 2024年 印象に残ったもの 「大谷選手」「50-50」、選挙も五輪も超えてホームラン!

2024.12.05

24年11月の「乗用車販売台数」は3ヶ月ぶりのマイナス

週間アクセスランキング

1位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

2位 2024.04.05

消費者調査データ ノンアルコール飲料(2024年4月版) 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」

3位 2024.12.04

提言論文 本格消費回復への転換-価値集団の影響力拡大

4位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area